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2014年3月31日月曜日

人はなぜ占うのか

占い。

占い(うらない)とは様々な方法で、人の心の内や運勢未来など、直接観察することのできないものについて判断することや、その方法をいう。卜占(ぼくせん)や占卜(せんぼく)ともいう。(wikipwdia)

(人によっては)神秘的。不思議。おもしろい。たのしい。
(人によっては)あやしい。偶然。非科学的。無根拠。無意味。

しかし人は日常的に、無意識のレベルで毎日なにかを占っている。
人は説明のつかない非論理的な事柄に対して占いをすることが多い。

あの人は私のことを好きなのだろうか?嫌いなのだろうか?
この料理の味を私は美味しいと感じるだろうか?
この樹木の形は美しいのだろうか?
"そこまでとべたら、じいちゃんは治る"
乗るか反るか。丁か半か。
oh my god!

など、物理法則と数学で完全に説明できないことについて人はそれを我慢できない。
耐えきれないようになっているように思う。少なくとも自分自身はそう思っている。

右脳と左脳の働きについてそこまで知識や理解があるわけではないが、これまでに聞き及んだいくつかの面白い見解を組み合わせて説明してみる。

右脳と左脳は脳梁という神経繊維が束になっている器官で繋がっているが、それ以外の部分は完全に物理的に分離していて、なおかつ、それぞれの機能がまったく異なる。

右脳は「たった今、この瞬間」しか感じていない。
感じるって、なに?というところまで遡るとさらにややこしくなる。
ここでは単純に、感じる、と仕方なく表現する。
全世界の現在そのもの、五感から流れ込んでくるリアルタイムのエネルギーの姿。
それ以外のことに「注目することも、考えることも、認識することも」できない。

左脳は「これまで」と「これから」しかない。「今」というものを認識しない。
川の流れに手を突き込んで水の流れを感じることに例えるなら、これから手に向かって流れてくる水と、手に当たって流れ去って行った水の、その二種類しかわからない。
これは、他人がそのようにしているのを、第三者の視点から観察している状態に似ている。
その「手自体」の主観そのものが存在しない。

逆に言えば、目をつむって、状況や、過去や未来を考えず、ただただ手の感覚のみに身を任せている状態の一瞬一瞬を右脳が感覚していて、それを他人のように観察し、別の場所から考えるべきことだけをかいつまんで、論理や言語で思考し「意味」を「理解」するのが左脳であると言える。

このように、自分たちの頭の中は、まったく正反対のことを感じ・考える、ふたつの別人格がいっぺんに共存している状態と言えるらしい。

理解できることと理解できないこと。
意味のあるように思えること、思えないこと。
右か左か。

そういった状況に常に心は引き裂かれ、迷い続け、苦しみ続ける。
そのようにできているからこそ、人間は人間にしか出来ないことを成し遂げる。

宗教だとか、占いだとかは、科学の発達以前から人間の道具だった。
むしろ、非論理から論理が生まれ、論理に照らし合わせたからこそ、非論理という概念が生まれてしまったとすら言えるだろう。

両者はニワトリとタマゴの関係をとっていて、どちらがどうだと片方だけに固執するのは、偏ったものの考え方だと言わざるを得ない。

老人が仏壇に向かって手を合わせることを軽蔑する子供がいるが、論理一辺倒で育った感覚が、説明できない事態に立ち向かう勇気をもつことなどできるのだろうか。
それとも、説明できないことなどない、という教義をもつ宗教をつくるのだろうか。

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非論理の歴史では、金剛界と胎蔵界といって、有史以前から、
既に精神世界と物理世界を完全に別のものであると考えていたようだ。

精神(非実在)の問題は精神の問題。
肉体(実在)の問題は肉体の問題。

論理的な苦痛は非論理では解決できない。
非論理的な苦悩は論理では解決できない。

心の苦しみを救うのは非論理。
肉体の痛みを救うのは物理(論理)。

先人は、はるか昔、太古の昔から、それを知っていたという。

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右脳的な感覚、つまり「全部」を、ただ通り抜ける。
なにひとつにも囚われていない。100%の透明で、何も考えていない。
自分と世界の境界が存在しない状態。
世界という海の中へ、自分という輪郭でできた厚さ0ミリの枠を放り投げるだけの装置。
なにものにも触れず、なにものからも触れられない。ただ、通り抜けるだけ。
大気とか、頭上にある空、風のような状態。無。
これを「虚空」と表現することがあるようだ。

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