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2015年1月29日木曜日

父と母と子ら

男女の意味での性は事実上のものでしかない

性とは自他のことだ

「私」と「私以外のすべて」という性があり、お互いに生殖し合う

「私」はこの事実上の存在としての自分自身のことで、この意識は「子」だ
みんなが自分の子(無数の自我)を持っている
無数の子とは、事実上の存在としての自分という母と、自分以外のすべてという父の間にある子だ

この意識は「子」なので、親である事実上の自分自身を認識できない。事実上の自分自身を認識できるのは他者だけで、その他者は私の子を認識できない

私の子が認識するのは子自身と事実上の他者で、私の子は他者の子を認識できない

私たちが見ているのは他者の親、他者の事実上の存在感だけで、他者が認識する他者の子はその他者自身にしか認識できない

父は母を強姦する
私以外のすべての存在は私という存在を強姦する

この意識は生まれてしまうことを止めることができない
子は母を守りたいと思い、父を殺そうとする

鏡の向こうではこちらと同じことが起こっている
子の母は、あちらでは父として、事実上の他者を強姦しているのだ


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「子」と、他家の「子」同士が結びついたなら、なにが生まれるのだろう

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